JennyのLove yourself, Speak yourself

説明下手なやつが言語化を練習するためのブログです。

あの時叶わなかった姿を

みなさんは学生ですか。

それとも社会人ですか。

まだ将来に悩んでいる人もいるでしょうか。

 

 

あなたは自分の進路をどうやって決めましたか。

決めた時、誰かから反対されたでしょうか。

そんな反対を押し切って進んだ人もいるでしょうし、

周りの意見を参考にして違う道を選んだ人もいるでしょう。

 

 

私は今社会人で、普通の会社で普通に事務をしています。

 

でもこの仕事をしていても自分の能力が伸びていかないだろうことや、

自分には何ができるのか、

自分は何がしたいのか、

何が向いているんだろうか、

どうやってそれを探していこう、

 

などなど

 

日々悩みは尽きません。

 

みんな悩んでいることだと思います。

 

私も例外ではなく、今日も帰りながら悩みました。

 

そこで想像しました。

 

「あの時親に反対されて諦めた職業に就いていたら自分はどうなっていたんだろう」

 

と。

 

 

 

 

私は就職活動で大変悩んだ学生の一人でした。

 

自分がしたいことがみつからず、

アピールできることに悩み、

向いている仕事に悩み、

なかなか進路を決めることができませんでした。

 

というのも、

親から地元の企業以外受けるなと言われたり、

自分が受けている企業に難癖を付けられたりして

もともとない選択肢をより狭められて

どうしたらいいのかわからなくなっていたからだと、今は思います。

 

 

先程述べた「もともとない選択肢」という言葉は、

何がしたいかわからなくて、業種や職種を幅広く見ることができていなかったのに、

親のフィルターまで加わって、更に選択肢を奪われたことを言います。

 

 

その時選考が進んだり内定が出たりしても嫌な顔をされたのは

飲食店や販売の仕事でした。

 

 

「大卒がやるような仕事じゃない」そうです。

 

 

私はいいなと思ったから受けて、受かったのにこれです。

じゃあ大卒がやる仕事ってなんだよ。て感じですね。

おそらくオフィスワークのことを指しています。

 

子供がやりたいと言った仕事を無下にして、自分が思うような仕事についてほしいと思う。

最上級に親のエゴだと思いました。

 

土日は休みの方がいいとか、

家から通えないといけないとか、

いろんなことを言われました。

 

心配しているとか、自分の経験を踏まえてとか、

ありがた迷惑でしかありませんでした。

 

これは私の人生なのに。

 

自分は誰のために仕事をして誰のために生きるのだろう、と。

 

 

子供は、親が引いた安全なレールだけを歩けるわけはありません。

 

いつか親元を離れて、

自分で判断して自分で生きていく必要があります。

 

親とは、子供がそうできるように育てるべきではないのでしょうか。

 

子供を持ったことがない私が言っても説得力はないのでしょうか。

それとも、親の気持ちがわかっていないと一蹴されるのでしょうか。

 

でも、育てられながら感じました。

 

親が全て決めてくれると、

私たち子供は何も自分で決められなくなります。

 

自分が明日着たい服も、

着るべき服も、

何がほしいのか、

何が必要なのか、

そのために何をするべきなのか、

 

何も考えない子供になりました。

 

 

 

だって、自分の意見を言っても聞いてもらえないから。

 

 

 

親の言うことを聞かないと怒られるから。

 

 

 

自分の意見を通して失敗したら、ほれみろと言われてしまう。

また怒られてしまう。

 

 

それなら親の言う通りにしておこう、というわけです。

 

 

 

そんなふうに育って、自分がやりたいこともなかなか見つからない中、

なんとか就職します。

 

 

 

そこでは、まあまあ経験を積ませてもらいましたが

留学することにしたので退職し、留学に行きます。

 

 

 

 

帰国、そしてまた就職活動が始まるわけです。

 

 

 

当然、また親に憚られるわけです。

 

 

当時、ある就職アドバイザーさんと出会い、

なかなか素敵な職場を紹介してもらいます。

 

 

ホテルです。

 

 

それだけ聞くとやめとけと言われるのはわかります。

 

私も避けていました。

 

その業界で働く友人はみな大変そうでしたし、

夜勤もあるので体力的にもしんどいだろうとわかっていました。

 

でも他のホテルと比較をしてもかなり条件がよくて

事業展開も期待を持てる感じでした。

 

 

 

まあ行ってないので実際はわかりませんが。

 

 

 

もともと接客が好きで

留学の時に考えて考えてやっと見つけたやりたい内容で、

いいなと思えた職場でした。

 

 

 

ここでまた親が出てきます。

 

 

夜勤があるなんて聞いていない。

 

絶対に体調を崩す。

 

生活リズムがみんなと違うから面倒だ。

 

 

いろいろ言われ、揉めに揉め、泣きに泣き

 

 

 

結局内定を辞退することになりました。

 

 

 

 

せっかくやりたいと思えた仕事を見つけても

 

 

ことごとく反対され、

叶うことはありませんでした。

 

 

 

どうして反抗しないのか、と思われるかもしれません。

 

 

 

私も反抗したいです。

 

 

 

これは長年の教育の成果で、

 

親が怒鳴っている時や強く自分の意見を主張している時、

私はもう何も言うことができなくなります。

 

うまく説明できないし、

すぐ泣きそうになるし、

 

ただただ立ちすくみ、

 

黙ることしかできなくなります。

 

 

そんな自分も嫌だし、

 

自分のやったことややりたいと思っていることを否定されるのも苦しい。

 

 

それでも、何も言うことはできません。

 

 

この現状から逃れることは、まだ難しいものがあります。

 

 

 

 

もうひとつ、

 

こうなってしまった時の私の親は、

筋が通っていないことも多々あり、

 

 

そんな人に何を言っても無駄、というのもあります。

 

 

 

 

 

 

こうして私は就職に関しては2度、やりたいことをへし折られ、

 

今に至ります。

 

 

 

 

 

 

これからのことを悩んで、

 

 

あの時叶わなかった姿を

 

今とは違う自分を想像してみても

 

 

 

よくわかりません。

 

 

うまくいっていたかもしれないし、

 

 

言われた通りダメだったかもしれません。

 

 

 

 

それでも想像せずにはいられません。

 

 

 

 

あの時はもう戻ってきませんけど。