JennyのLove yourself, Speak yourself

説明下手なやつが言語化を練習するためのブログです。

授業中自分の意見を言って恥ずかしい思いをしたことある?

この前会社の研修に参加した時、自己分析みたいなチェック欄に

「自分の意見を進んで言う」→はい、どちらかといえばそうだ、いいえ

的な項目がありました。

 

その後、自分が何を選んだか、どうしてそう選んだかを話し合うグループワークがあり、

この項目について話した際、同じグループだった女の子が

「私は絶対自分から意見を言わない。他の人の意見を聞いてから言う。

他の人の意見をまとめる感じで言う。」と言いました。

 

小学校の時こういう子いたわ〜〜、

と私は内心思いながら聞いていました。

 

周りから浮かないように、

笑われないように、

恥をかかないように、

間違わないように、

 

そんな意識が働きまくっているからこういう考え方になるのかなと思います。

 

実際、私が育ってきた環境では自分の意見を言ってそれが間違っていた時、

笑われたり否定されたりして恥をかく可能性が大いにありました。

 

小中学校は公立、高校は近所の私立に通っていましたが、

どこも大差はありませんでした。

 

 

高校3年生の授業中の出来事で、今でも印象に残っていることがあります。

 

私の学校には高校生でも長期留学できる制度がありました。

 

そこで1人の同級生が約1年間留学をして、3年生になるころに日本に戻ってきました。

 

私が覚えている彼は、静かで、話しているところをろくに見たことがない印象で、

声すら覚えていませんでした。

しかし、彼は日本にいた時と見違えるように変わり、自分の意見をはっきり堂々と述べるようになっていました。

 

ある日、授業中に当てられた彼は答えがわからなかった為、

はっきりとよく通る声で「わかりません。」と答えました。

 

みなさんのクラスがどうだったか知りませんが、

当時の私たちは先生に当てられても、モゾモゾっと発言したりするのが常で、

ましてや回答がわからない時なんかは溜めに溜めたものです。

 

だから、彼が堂々と「わかりません。」と答えた時、

みんなが笑いました。

確か私も笑ってたと思います。

 

これなんです。これがあるから自分の意見が言えなくなるんですよね。

 

わからないことを何も恥じる必要はないんです。

わからないことを堂々と答えることは何も恥ずかしいことではないんです。

 

ダメなのは、自分の意見が言えないことなんです。

 

 

 

私は大学卒業後、台湾に語学留学していました。

その際、毎日毎日自分の意見をいう場面があり、最初はひどく困りました。

 

自分の意見がなかったからです。

 

そして何を話すのにも自信がありませんでした。

 

でもクラスメイトや先生は、私の意見をじっと聞いてくれました。

私が自信なさげにしていたりすると

授業が終わってからフォローしてくれることもありました。

 

そのおかげで、自分の意見を発信することに抵抗がなくなっていきました。

 

 

「他人の意見をしっかりと聞き、尊重し、そしてまた自分の意見を話す場」というのが

日本には圧倒的に足りないのではないか、

それが、自分の意見を言えなくしていっているのではないかと考えるようになりました。

 

 

 

研修でいっしょになった女の子には直接言えませんでしたが、

「私はあなたの意見が聞きたい」と伝えたいです。

 

誰かの意見に賛成するのでもいい。

反対でもいい。

 

あなたの意見が聞きたいと。

 

あなたが発表を求められている時、

みんなの意見をまとめた言葉を待っている訳ではないのです。

 

みんなは、あなたがどう思っているのかが知りたいのです。

 

 

 

高校の同級生だった彼もきっと

周りの意見をしっかりと聞いて、

自分の意見をはっきりと話せる場を経験して戻ってきたから、変化があったんじゃないかと思います。

 

 

 

このことに気づかせてくれた彼と、留学中のクラスメイト・先生たちのことを忘れずに

これからも自分の意見を持ち、

周りの意見も尊重できる人間でありたいです。